(フェスティバル3日目)
ぐおりゃ〜〜。チェコ遠征日記もほったらかしで2年の歳月 が、、、 ほとんど記憶もなくなりかけたらちょうど良く、OBSCENE EXTREMEのDVDがでたのでそれを見ながら思い出していきましょう。

昨日の盗難事件からショックであまり寝られなかったが朝起きるとDEAD INFECTIONのCyjanやその友達のポーランド人が床に寝ていてさらに気が重くなった、、、

とりあえず昼からすでにフェストはスタートしているので会場に向かう。バンドを見るよりも先に盗まれなかった残りのCDやシャツなどの物販を設営。

(ペ : 昨日までの出来事を反省し今日はブッチャーノードリンクでいざ本番当日!! 昨日まで降っていた雨も上がり天までも我々に味方しているっ! 出番までの時間は当然物販。パクられたCDのことはすみやかに忘れ飛行機代の捻出のためにライブと同じくらいのガッツで売りまくる。なぜかライブ前なのにこのフェスのために作ったBUTCHER Tシャツが飛ぶように売れていってほっとする。 「こいつらブッチャー知ってんのか?」なんて思ったが、かなりの人数の客に「CSSOがやってるバンドだろ? お前もCSSOのメンバーか?」とか「Fuck the commerce は良かったよ!」とか言われ「CSSOもヨーロッパじゃ結構やるじゃん!」なんてかなりの勢いで天狗になってきた。(んなことで天狗になんな!))

WARSCARS, ANTIGAMA, POPPY SEED GRINDER, ABORTIONなど見たいバンドがいたが結局見逃した(泣) DVDで後ほどチェックしたらPOPPY SEED GRINDERはアツいねえ! ABORTIONはCDよりもモリモリしていてライブの方がいいバンド! CLITEATERはどうしても見たいバンドの一つでしたがこもいつの間にやら見逃し三振! がひょ〜ン! その後のGODLESS TRUTH, REQUIEMも見逃し!!

次なるバンド、EMBALMING THEATRE! RAZORBACKからりリースされていた"Sweet Chainsaw melodies"はかなりお気に入りなアルバ ムだったのでこれは見逃すまいと始まる前からステージ横で食らいつき! ベースのにいちゃんがシャツをズボンの中にいれてださい! ドラムがジャズとかに多いレギュラーグリップでブラストをバチコンバチコン叩いていたのにはびっくり! ステージングやメンバーの見た目が地味な分、CD程衝撃がなかったけど知ってる曲をたくさんプレイしていたので楽しめた!

そうこうしてるうちに自分らの出番が近くなってきたので微妙に緊張。 バックステージで普段はしない(しねえのかよ!) チューニングもばっちりやりました。 

(ペ : 物販を交代しながら飯を食ったりしてだんだん出順が近づいてくる。なぜか海外で演奏するときはあまり緊張しない。多分、興奮が緊張を越えてしまうのだと思う。20000Vとかでやるときはその50倍くらい緊張してる気がするが、、、)

自分らの前のROMPEPROPが準備を始めた。ステージ衣装に着替え、頭から血ノリをかぶり準備万端。なんかBUTCHERとネタかぶり微妙にしてるんだよなあ〜。FUCK THE COMMERCEでもかなり盛り上がったらしく次やりにくいなあ、、、 でも曲調は全然違うからね〜、 向こうは真性ゴア色強いけどうちらはオールドスクールデスが基本だからさ〜なんて意味なく自分を正当化。

(ペ : そろそろセットリストをつくりはじめ機材のチェックをしながら出順を待つ。やっと一つ前のバンドが始まりこれがROMPEPROP。マスクかぶったり血糊だらけだったりって「芸風かぶってるー!!!!」 さらにスゲー盛り上がってる! リベンジプロのアヤコさん曰く「彼ら最近どこでも超盛り上がってるよ。」 こいつらの後チョーやりにくい、、、)

ステージ横からROMPE見たら盛り上がりまくってんじゃんかよ〜〜〜!  

来た、ついに出番! ヨーロッパは日本のようにサウンドチェックなんてないのでやる前に適当に音だしして後はエンジニア任せ。海外でのライブもCSSOの頃から数えるとだいぶこなしてきたのでそこらへんは大丈夫とおもいきやステージが広くて大変。今回はベースいないのでギター1本でギターアンプ2台、ベースアンプ1台ならすんだけど向こうのギターアンプまで遠い! 5mのシールド持ってきて良かった! セッティングも終え一度ステージをおり、ガスマスク装着! ってしてるとタイムテーブル担当のヤツが時間ねえから早くやれ早くやれと催促。 海外のライブとか時間にルーズだからちんたらやっていたけど意外とシビアな進行にびびり、、、 

ステージにフェストの進行係の?君(名前忘れた!)の紹介によりBUTCHER ABCライブスタート! (OBLITERATIONから発売中の"Butchered at birthday"に映像が完全収録されています! )

いざ、始まるとドラムが聞こえねえ〜。リズムとりにくい! しかもステージ広いのでモニターからはずれると自分の声が全然聞こえん。Kの声も聞こえないし、、、 やりにくい! とはいうものの始まったしまったらもう躊躇はしていられません! とりあえずオーディエンスを煽りまくりのブッチャースタイル120%全開で勝負! うらうらうら〜〜〜。 NUN SLAUGHTERのカバーをやる予定でしたが最初セッティングでちんたらしていたのでカット!  だけどチェコ用にCSSOのカバーも用意していたのでそっちをプレイ! 僕の英語の発音が悪かったのかCSSOのカバーってわからなかったみたい、、、

(ペ : しかーし! ライブが始まればいつもどーりのブッチャー!! 観客の多さもさることながら皆ダイブしまくり! 興奮のルツボ! いつもやってるブッチャーKのだせージャンプもこの空気の中では心なしかその背中がOZZYのように見えてくる!ガスマスクをかぶったアイオミはいつもよりたくさん頭を振っていますっ。ピックを持ったままでのメロイックサインは変なOKみたいなサインになっているが気にしません! さらーに! コーラスパートではシンガロングしてる観客の声まで聞えるではないか!! バンドやっててよかった(涙)。。)

おっしゃ〜ラストの曲。いい感じで盛り上がっているので最後はKのダイブでお開き!!!

あっち〜〜とガスマスクを脱ぎ捨て終了、、、と思いきやオーディエンスはまだまだ物足りないようでそのままスッピンでもう1曲!! まあ、はるばる日本から来たという事もありますがご盛況、ありがとございました!!
DVD、見たけど曲の途中からはじまってるんですけど、、、

いや〜ライブの後のビールはうまい! 心地よい疲労感となんともいえない幸福感がありますなあ。物販ブースに戻るとたくさんの人がシャツくれ、CDくれって来てくれました。CDは昨日盗まれて1枚もないんですがシャツは完売! ありがちょう! 物販も終了! らくちん、らくちん!
今回、チャコツアー用にシャツをチェコの友達にたのんで作ってもらったんですがこれが質の悪い事。シャツ薄い〜。向こう透けて見えます。 しかも中国製。シャツはチェコ製がよかったなあ。 

(ペ : アンコールも受けあっというまの40分でした。 演奏が終わった後もいろんな人に写真撮られたり握手したりインタビューされたりと、つかの間のスター気分を堪能しました。 「エーちゃんて毎日こんな感じなのかなー?」 って絶対ちがうっ!)

さあ、自分の出番も物販も終われば後は気が楽。UNCRUBEDでも観にいきますか! ENT直系のツインボーカルスタイルでアツいぜ!!

次、SQUASH BOWELS。今回、EXHUMEDのドタキャンにより急遽、SQUASH BOWELSが出演。OBLITERATIAONから彼らの7インチを96年にリリースしてるんだけどその時のメンバ−はもういないのかな? なんだか音が悪いが勢いゴリ押しですな!  メンバーの彼女がすげえかわいかった。そっちばっか見てたな。

(ペ : その後、日本ツアーを予定しているDEADのウベ、ダニ (昨日からいたらしいが私は酒でダウンしていたため気づかず)と合いDEAD INFECTIONのCyjanやJaroも交え、酒盛りをしながら本日の大トリ、GSを待ちかまえる!!)

さあ、そんなこんなで今回のオオトリ、三十路グラインダーはその再結成に狂喜乱舞したスウェーデンのゴアグラインド、GENERAL SURGERYの登場!!  これは最初から最後まで必見なのでステージ横を陣取って戦闘準備完了! セッティング中にギターのJackeがDISMEMBERのTorn apartのリフを引くあたりもう半立ち!

そして、全員、白衣、ネクタイ、血だらけでGENERAL SURGERY、 スタート! 1曲目はもちろん、Necrology EPのOminous lamentation!! (だったよなあ!?) あのCARCASSのGenital Grinderをパクりまくったこのイントロで三十路グラインダーは全員その場にへたり込み座り脱糞!! ふんぎ〜〜。その最中、何故か客席に火吹き男登場!!! あぶねえぞ!! 一瞬のうちに男の周りに人がいなくなる!! 誰も止めもしないのでそのまま男も火をファイア〜!! 微妙に焦げ臭くてヤバかったぞ!

ステージ前はぐしゃぐしゃ。DEAD INFECTIONのCyjanとJaroもステージ横に避難。途中、INGROWINGのメンバーがゲストボーカルで参加! そしてCrimson conterto!! この曲が聴けたらもう日本帰っていいや!! うひ〜最高でした。今度、日本呼びます!

スカ/ジャズハードコア、LE SCRAWL。このバンドのライブを見れたというのも非常に貴重な体験だよなあ。

そして疲れきった僕らはDESPONDENCYの演奏をバックにホテルに戻るのであった、、、

ということで短くてしかし長かったチェコ旅行もおしまい。最後は特にハプニングもなく残ったチェコの現金をお土産にして帰るのであった!
このフェストのライブ映像はOBSCENE EXTREME 2004 2枚組DVD (PAL)でご覧になれます! はるまげ堂でお求めになれまっす!
www.obliteration.jp

このチェコ、OBSCENE EXTREME。フェスト会場の町はほんと、何もなく観光もできないような小さい町なのですがこのフェストに老若男女、多くの人が関わっていました。まさに地元密着型のフェスティバル。こういうのを日本でもやりたいよなあ〜ってとこでASAKUSA EXTREMEのアイデアが生まれたのはまさに後ヅケのなにものでもない!

ASAKUSA EXTREME

Presented by OBLITERATION