はるまげ堂珍遊記

ドイツ初日(9/14)編

本編の人物紹介

右写真 : 左からコンジェニ、TIM、ゴアッパー5 

ドイツ初日編:香港を出発して朝6:00頃、フランクフルト空港に到着。空港でグラインドトラベラー、TIMと合流。とりあえず、朝早いのでTIMのお家へ。飛行機の中に何時間もいたのと時差で身体がだるい。TIMとコーヒー飲みながらいろいろお話。「日本とドイツにいるのに最近、俺等よく会ってない?」とTIM。たしかに1年に1回は会っているような。コンジェニはお疲れとの事でシャワーを浴びて仮眠。

僕とマルキド氏はTIMと中米のビデオやSLOBODAN(TIMのやっているバンド)のライブビデオなんかを見て時間を潰すが、眠くなってきたので外に犬のお散歩。しかし、ドイツは繁華街から車で15分ぐらいいくと、こんなに自然に囲まれた閑静な住宅街があるからうらやましい。日本でこの状況なら東京でるのにどんだけ時間がかかることやら。

昼になってコンジェニ氏を起こし、街へくりだす。一ケ所だけ中古レコード屋があるので行ってみるがまだ開店していなく残念。みんなでトルコ料理店でケバブ(でかくて外がカリカリしているパンの間に羊の肉の焼いたのと野菜にドレッシングをかけて喰う料理。安くて量がある。)を食べる。今回の旅行でケバブを何個喰ったことか。

でもってその後に、CABALのヤン達が住む学生アパートに行く。 CABAL(MUCUPULURENTやCSSOとSPLIT音源がでている。また超人レコードを運営。)のヤンに会うのは2回目、TIMの友達のマルセルも99年の年越しに日本に来て一緒にバカ騒ぎした仲間。お土産に日本の女子高生系のエロ本もあげた。したら、頼んでもないのにドイツのエロ本を持ってきてくれた。毎回、思うけどこっちのはほんとにモロなのでなんちゅうか、わび、さびがないというか、つまらないね。もう、ズボズボで顔にドピュだからね。まあ、とりあえずいつもの記念ショット。

その後、みんなでSLOBODANのリハーサルに行く。リハーサルルームは元米軍の基地みたいなトコにあってそこにある倉庫を2バンドで借りてある。機材も自分らで持ってきてあってボロボロのミキサーとかモニターとかがあってそこを1カ月、5〜6000円で借りている。もう1バンドと時間がかさならなければ毎日何時間でもリハができるという感じ。いいなー、アメリカとかヨーロッパってみんなこんな感じで練習してるんだろうな。日本で1時間、2000円ぐらい払って練習するのがバカらしいと思うよ。でも、それはしょうがない。

で、SLOBODANの練習風景をビール飲みながら聴く。サウンドはジャーマングラインド系のちょっとおバカなサウンドにヤンのゴアグラインド色が追加された感じ。ミドルテンポのGUT系のリフにのせてメンバーが大股で左右に身体をスイングさせて踊る「スロボダンス」なるものを披露。ドイツ人のバカさ加減にあきれつつもみんなで踊る。

30分ぐらい、練習したあとはノイズ系の人間達ではお決まりのセッション大会。セッションといっても何何のキーでやって、みたいな高尚なモノではなくただ勝手にリフひいてそれにあわせてドラム叩いてゲロゲロ歌う、あれです。僕はドラムを叩いて、コンジェニが叫ぶ。マルキドがゲロゲロどなる。ヤンが展開を無視して弾きまくる。散々でした。あ、こっちは周りになんもないからドアとか開けっ放しでやっても苦情とかこないのね。う〜ん、サイコー。いい加減あきて楽器交代したりカバーもどきやったりして終了。いや〜、ドイツも日本も平和だ。

その後、ピザを買ってヤンのアパートでゴロゴロ転がってくつろぎました。

夜の21時頃になってみんなで車でMANNHEIMの方(よく知らんがここより南の方、ココはMAINZね)に行く。何故かと云うと、2日後にREVENGE RECSの主催でLUDWIGSHAFENというトコでデスメタルフェスティバルがあるのです。メンツはSKINLESS, CENTINEX, NUN SLAUGHTER, DEMNTOR, TEARS OF DECAY。日本からはDEFILEDが参加! (これも見たかった!)。それの前夜祭(メタルパーティー)をバーでやってるというので遊びにいこうと。REVENGEのダニは日本にも来た事が会って「はるまげ堂」にも来てくれました。奥さんが日本人なのでいろいろお土産も頼まれてね。

散々道に迷ってつくと、そこは以外と普通のバー。全然、メタルパーティーじゃないじゃん。と思いつつ奥に行くと地下へ行く階段から狂気の音楽が! 

階段を降りるとそこでは黒ミサ、もとい、大音量でメタルがかかりフロアでは長髪のニイちゃんがビール片手にヘッドバンギング、エアーギターの嵐! これだよ、これ! これがドイツだよな〜。 KREATORがかかったら、でかいニイちゃんが音あげろ〜みたいなしぐさをしても〜れつなヘドバン。さすがだす。しかし音がでかく暗いので話もできないので上のバーに避難。

上に行くとNUN SLAUGHTERのメンバーがいた。ドラムのジム君はなんとMINCHのメンバーでもある。あのMINCHのメンバーだからどんなに狂ってるヤツかと思いきや酒も飲まない、タバコも吸わないけど異常にハイテンションで気さくな人。やたら早口で半分ぐらいしか意味わかんね〜。シンガポールからもわざわざあさってのフェストを見に来た男のコもいた。彼はBLOODの大ファンでEP全部もってきてメンバーにサインもらおうとしていたみたいだがあいにく、メンバーはこなかったみたい。残念ね。

すげー太ったおやじがやたら話してきたり、店で強引にFUCK THE COMMERCE 2のビデオ見て解説してるヤツとかおもしろいですな〜。コンジェニ氏もあこがれもMINCHのメンバーに会えたのとドイツのビールにやられて目がいっちゃってます。

REVENGEのダニ君の奥さんは日本人で前にも何度か会った事があるので色々話しました。そん時、香港で買った香港版ベビースターラーメンとかっぱえびせんを2日後に来るDEFILEDにおみやげでおいっていったんですがあれは食べてもらえたでしょうか? せっかく同時期にドイツにいたのに会えなくて残念。 NUN SLAGHTERとは明日、MORBID FESTの会場のBISCHOFSWERDAでも会う予定。明日、車で東(車で10時間ぐらいだっけ?)に行ってライブやって、次の日またココでライブやるためにもどってくるんだから、ほんとにタフです。

様々な国のデスメタル人間達の邂逅は2時間程つづいた。んで、明日は、いよいよTIMと僕ら3人で車で東のBISCHOFSWERDAにMORBID FESTIVALを見に行くぜ。 早起きしていくべ〜!!

次回、ついに到着、MORBID FEST。 白熱するNUN SLAUGHTERのライブ!?!? スウェーデンの雄、CENTINEXの正体をお送りします。

MORBID FEST初日編


おまけ: 16日に行われたREVENGE RECS主催のデスフェストのフライヤー。実はMORBID FESTの3日間の出演バンドをあわせてもこっちの方がメンツが良かったような気がします。失敗した。