7月9日(フェスティバル2日目)


昨日の宴会で記憶を久しぶりにぶっ飛ばし、気づいたらちゃんと部屋のベッドに寝てました。今日からバンドが出てくるので極度の二日酔いだが朝から楽しみ! ブッチャーの演奏は明日なので今日は朝から物販の用意。
いざ会場へ!!
車が会場へ近づくにつれ爆音のメタルサウンドが聞えてくる!!「ウォォォ!! ついに来た!! OBSCENEフェスト!」
会場入りし今回の企画者、チュービーさんに挨拶をすませ物販用のブースを作りにキャンプエリアへ。
いる、いる。 隣国中からやって来たレーベル、ディストロの数々!! やはりフェスティバルはこうでないと。やっぱヨーロッパ人は音楽の楽しみ方が上手だといつも感心させられてしまいます。

早速「はるまげ堂」もブースを出店。いろんな人たちが商品を見ていきます。

二日酔いのダメージをひきずりつつ「今日はおとなしくしとこ」と思った矢先またしても新たな刺客登場。その名もDEAD INFECTION!!


このポーランド人、FTCやジャパンツアーなどはっきり言って学生時代の友人たちより頻繁に合っている。ひどい二日酔いと説明はしたものの再会を祝してまた飲まされる。 致死量まであと数滴。
このままじゃ明日の演奏に支障を来すかもと真剣に心配になってくる。今日のメインイベント、BLOODやENTに間に合えばいいやとブースは自分の独断で他の人たちにまかせホテルに仮眠を取りに戻る。ちょうどGENERAL SURGERYのボーカル、グラントに出くわし奴も二日酔いでダウン。ヤツは昨日の芋焼酎を呑んでゲボしてました。

誰かが部屋に入ってくる気配に気づき目を覚ます。ドアのそばに鬼の形相のANALTOSHI。「CDまるごとパクられた!!!」
BLOODの演奏が始まり興奮のあまり皆で荷物置きっぱなしで観に行ったとのこと。って今何時??!!って寝過ごしてるっ!!
その頃ENTも終わりフェスティバル2日目終了,,, 1日何もしてねー!! ダァァァァ!!!

という事で2日目は私が説明しよう。今日は時差ボケで朝早くから起床。天気があまりよろしくなく時折、小雨がパラつく。折角のフェストなのにと、晴れてくれる事を祈りつつメシ。英語がまったく通じないホテルのレストラン。でもメニューはドイツ語。意味わからん。 昼に会場へと向かうとすでにバンドがスタートしている。会場全体が小高い丘のような感じで、入り口の平坦なところに大量の物販ブースやドリンクブースのテントが設営されている。そのまま50メートル程、坂を登っていくとすり鉢状になった客席とステージが現れる。右手にステージ。左手にはスタジアムチックな長イスの列。会場の周りは林になっていてそこがキャンプ場にもなっており、各自テントを持ち込んでのビバーク状態。坂を登っていかねばならずブース会場からまったくバンドの姿は見えず。音も少し聞こえてくる程度でどのバンドかは判断がつかない。


 DEFORMED, MINCING FURY..., FLESHGOREと物販設営のため全く見れず。交代し軽くSUFFERAGEを見に行く。会場をうろうろしたりしてまたブースへ。今回のフェストは出れるというか「出ていい?」みたいな感じで来たので飛行機代は全額バンド負担。なのでどうにもこうにもこちらで物販したりトレードして飛行機代を稼がねば!! 多くのバンドの人たちやレーベルの人たちが入れ替わり会いに来てくれたりトレードやらお客やらで猛烈に忙しい。会場はユーロとチェコ通貨両方使えてパニック! 何がいくらだか全然わからん!! ぐおおお、、、バンドが全然見れん。他のメンバーにはこういう事はわからないし、つーかいねえし。

そのうち、ドイツからDEADの連中がわざわざ見に来てくれた!! メンバーからお土産のMORBID ANGELの激レアブート7インチをプレゼント!! うれし〜! そうこうしてるうちにコンジェニ、カイハンセンモドキ、ぺ・ヤングは一度ホテルに帰るという。雨も降ったり止んだりと濡れては困るのでトレードのCDを渡して持って帰ってもらった。
 みんなホテルに戻ってしまったのでDETRIMETUM, GUTTED, PSYCHOFAGIST, MINDFLAIR, PATHOLOGY STENCHとまったく見れず。Kはいずこへ。

コンジェニとカイハンセンモドキが戻ってきて「WASTERFORM、やばいよ! すげーよ」と興奮。ぺ・ヤングは戻ってこずホテルで寝た。WASTERFORM,,, 見れない。FLESHLESSが次。見れない。さすがにBIRDFLESHは見たかったので交代してもらったりして軽く見に行く。「うお〜、すげ〜盛りあがってんじゃん!!」 この時点で9時。さすがにだいぶ暗い。


BRODEQUINが始まりこれも軽く見るだけ。ブースに戻り僕的には今日のメインイベント、BLOODが登場するのでこれは絶対に見たい! もう完全に日が暮れたので、お願いしてREVENGEプロダクションの車にBUTCHERのシャツだけ預かってもらう。しかし今日買ったレコードや明日のライブに売るためのBUTCHERのCDやトレード用のCDがまだ100枚ぐらいリュックの中に残っている。さすがにこの重くてでかいリュックを持ってうろうろしたくはない! でも、BLOODちゃんと見たい!! コンジェニとカイハンセンモドキもかなり疲れていたし僕も疲労というかストレスが溜まっていたので、やや自暴自棄になって「ここに荷物置いてちょっと見にいこう、盗まれたっていいよ」と提案。周りには知りあいの物販ブースがまだ開いており、知り合いだらけなのでちょっとぐらいならと。


BLOODの登場をステージ横で興奮して待つ! タキの薄くなった頭を凝視。う、薄い! 火吹きとともに言葉では表せない至極のサウンド!! ブラストが、、、遅い! これぞ元祖アンチクライストグラインド!! たまんね〜!
ふと、コンジェニ氏がいないことに気づき、荷物を取りに行ったのかと思い「気を使わせて悪いな〜」と自分も荷物を取りに戻るとそこには荷物がない。となりのブースのヤツに「ここの荷物ないけど誰か持っていった?」と聞くと「もちろん、友達だろ?」と返答。安心してステージにもどると向こう側のステージ横にコンジェニ氏発見。背中に一瞬電気が走ったよ。やられたって。案の定、コンジェニ氏は荷物を取りにいなくなったのではなく最初から向こう側のステージ横にいたのだ。が〜ン!! し、しむ...


コンジェニ氏に事情を説明しみんなで探しまわる。僕のリュックは登山用のでかいヤツでしかも黄色のかなり目立つヤツ。これを丸ごと持ってくか! 日が落ちてキャンプ場は暗いし広し。ENTがそろそろスタートするというので人もわんさか増えてもうこりゃだめだ,,,僕もコンジェニ氏も一気に疲れがでてENT見る気力もない。カイハンセンモドキが「俺、ちょっと見てくるよ」と独りいってします。コンジェニ氏も一緒に置いておいたCDを持ってかれてしまったのだ。
「くだらね〜! なんだよ、ENTって」とカイハンセンモドキが帰ってきた。「すげ〜芸風変わったよ」って。じゃあ俺見てくるよって、ステージにはフルチン男が5人、暴れ狂ってます。って、これGRONIBARDだから!!!

つづく...